カテゴリー別アーカイブ: タイトル か行

148.もこ もこもこ

たにかわ しゅんたろう さく
もとなが さだまさ え

出版 文研出版

1977年 4月 20日 第1刷
2014年 7月 10日 86刷

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

参考リンク (もこ もこもこ (文研出版HP)

<メモ>

うちに元永先生の「ころころころ」があるのですが、
息子は本当に小さいころ(生後半年ぐらい)から大好きです。

んで、その親戚みたいなこの本が気になっていたのですが、
前にちらっと見て何となくかりないでいました。

その時の息子の反応もイマイチだったということもありまして。
11か月かそこいらだったと思います。
(反応で言うと★★★もないかも)

今回はなんとなくの気持ちで読んでみることにしました。

最初はそんなに反応良くなかったんですし、
読んでいる自分も「ころころころ」の方が洗練されてて好きだなと感じていました。

しかし、時間と共にこの本の世界観というか、
言葉のチョイスを含めて非常に素晴らしい本だというのが
徐々に気持ちに芽生え始めました。

息子が段々と気に入ったからなんですけどね。

大人でも最初に読んだ印象と
読み重ねた後の印象とがこうも変わるものなんだなと
改めて読書の奥深さというか自分の浅はかさというか
考えさせられました。

今の考えでは、「ころころころ」と比べて劣るとは決して思いませんね。

息子興味指数 ★★★★

(借りた日 7日  息子15か月)

2016年 2月 10日

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142.くまさんの おなか

(長新太のふしぎ絵本)

ちょう しんた(長 新太) さく

出版 学研出版社

1999年 7月 18日 第1刷

ぬいぐるみのくまさんが池のそばを歩いていると、さかなさんがくまさんのおなかにピューとはいりました。つづいてかえるさんも。おなかから「あったかい」とこえがします。ねこさん、いぬさんもはいってきます。おなかからがやがや声がします。

引用 くまさんの おなか (学研出版社HP)

<15か月 メモ>

大きめの本です。

ぬいぐるみのようなピンクのクマさんが主人公で、
みんながクマさんのおなかの中に入っていきます。

どんどんどんどん入ってきた後で、
ハリネズミが最後にやってきて。。。
というストーリーです。

いつも作品は読んでみてもイマイチわからないのですが、
読んでじっくり考えているうちに
「こういうことを意図しているのかな?」と思うことがあります。

今回の作品に関しては、

1.クマさんという懐の大きくて温かい存在の中に
みんなが集まっていくよということ。

2.どんなに懐が大きくても棘(刃物・凶器?暴力?)があると、
たちまち居心地が悪い場所になってしまうよということ。

3.いくら懐が大きくても一定以上のボリュームは負担が大きいよということ。

他にもいくつか考えられますが、
少なくともこれらのことを婉曲的に伝えたかったのかなと勝手に解釈しています。

長ワールドはいつもズシンと心に来ます。

そして、うちの息子の反応はということ、
残念ながらイマイチでした(笑)

小学生になっても好きになるかは不明です。。。

私たち夫婦が好きなだけで、
子供からすると意味不明だという気持ちが強いんでしょうかね?
まだ言葉もまともにわかってないですけど。

息子興味指数 ★★☆

(借りた日 7日  息子15か月)

2016年 2月 4日

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